『SHAMROCK Vol.3』の花について -前半-


STUDIO75が手がけてくれたアルバム「SHAMROCK Vol.3」。シャムロックはその音を聴きイメージした花をタイトルに付けさせて頂きました。今日はそのタイトルの花たちをご紹介させて頂きます。皆さまに音楽と花をご一緒に楽しんで頂けたら幸いです。

下記のサイトより試聴も可能です。
音楽を聴きながら、花の世界もご一緒にお楽しみ下さい。また、10月2日16:00より24時間はアーティスト支援を行なっております。ぜひ、この機会にご購入の程よろしくお願い致します。

bandcamp https://scof75.bandcamp.com/album/shamrock-vol3

 

1.Kalanchoe “Green apple”
カランコエ “グリーンアップル“

植物名 カランコエ
科名 ベンケイソウ科
属名 カランコエ属
原産地 南アフリカ・東アフリカ・東南アジア・マダガスカル島
花言葉 「幸福を告げる」

カランコエは個性的な花を咲かせる品種が多く、このグリーンアップルはベル咲きの花(正式には萼筒)を咲かせます。色は青リンゴのような爽やかで優しい色をしています。カランコエが咲かせる鈴なりの花が、まるで幸福を告げる鐘のようということから「幸福を告げる」という花言葉となりました。成長する姿も面白く、葉から高く伸び1mくらい立ち上がった姿で花を咲かせます。

この曲を聴いて、カランコエの花たちが次々に咲き、鐘を鳴らすように風に揺れ動くイメージをしました。その景色はまるで教会の鐘や賛美歌を想像させます。また何かに祝福されているような壮大で美しい景色が見えてきました。

 

2.Stern Kugel
ステルンクーゲル

植物名 ステルンクーゲル
科名 スイカズラ科(マツムシソウ科)
属名 マツムシソウ

原産地 ヨーロッパ西南部、北アフリカ
花言葉 「不思議な魅力」

スカビオサの一種“ステラータ“や“ゴールドフィンガー“、“ファンタジー“などの花が終わり種になったもので、各枝の先端に直径4cmくらいの球形の種子をつけます。ステルンクーゲルというのはドイツ語で「星の球」を意味します。また“ステラータ“は「星形の」や「星状の」という意味を持ちます。

この曲を聴いて、丸いものが飛び交っているような印象と共に、夕方が終わり夜になる時間帯を連想しました。帰宅する道すがら星を見つけた時のような、少し軽やかな心持ちをイメージしました。

 

3.purumosamu
プルモサム

植物名 リュウカデンドロン “プルモサム“
科名 ヤマモガシ科
属名 リュウカデンドロン
原産地 南アフリカ
花言葉 「閉じた心を開く」

リュウカデンドロンには個性的な品種が多く存在します。その中で“プルモサム“の面白いところは、変化でしょうか。硬くツンと尖った円錐形からドライになるにつれて、松ぼっくりのように展開していきます。その中から薄茶色の綿毛のような花を開かせ種を飛ばします。

この曲を聴いて、プルモサムが開いていく姿を連想しました。気がついたら開いているプルモサムですが、時間を凝縮しその過程に耳を澄ませたら、こんないろいろな音たちが花から聴こえてきそうです。

 

4.Narcissus
水仙

植物名 スイセン
科名 ヒガンバナ科
属名 スイセン

原産地 イベリア半島、地中海沿岸
花言葉 「自己愛」「叶わぬ恋」

有名なお花の一つ水仙。学名はナルシサスと言います。その由来はギリシャ神話から。美少年ナルキッソスが水面に映る自分の姿に恋し叶わぬままに死んでいくという、少し恐ろしい話ではあるのですが、水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲く水仙の姿にそれを重ねているようです。

この曲を聴いて、とても美しい印象と水辺の風景を連想しました。それと同時に少し切なさや物悲しさのようなものも。ピアノの音から、陽を受けキラキラと光る水面に映る水仙の姿が見えてきました。

 

5.Traller’s Palm
旅人の木

植物名 タビビトノキ
科名 ゴクラクチョウ科
属名 タビビトノキ属
原産地 マダガスカル
花言葉 「何ものも恐れぬ精神」

旅人の木の由来は、葉から水分を取り旅人の喉を潤した説と葉が東西に展開することにより旅人へ方角を教えたという説があります。SHAMROCK Vol.1のジャケットにもなったストレチア(極楽鳥花)の仲間で20メートルととても大きく成長します。花は高い場所に咲き目立ちませんが、種は自然の色とは思えないほど綺麗なコバルトブルーをしています。

この曲を聴いて、海を漂流しているような、知らない島に辿り着いたようなイメージをしました。大きな植物と見たこともない花、ドラムのリズムがユニークな種を連想させ旅人の木だと思いました。

6.Eremurus
エレムルス

植物名 エレムルス
科名 ススキノキ科(ユリ科)
属名 エレムレ

原産地 中央アジア西部〜ヒマラヤ
花言葉 「大きな希望」「逆境」

エレムルスはラテン語で「砂漠」の意味「Eremo」と「尾」の意味「Uro」が語源となっています。英名はフォックステールリリー。それを訳して和名はキツネオランと言われています。球根は蜘蛛のような変わった形をしています。花は小さな星形で1本に300〜500の花を咲かせます。サイズも大きいものは2mを超す品種も。

この曲を聴いて、エレムルスが大地から空に向かいぐんぐんと伸びていくイメージをしました。また歌っている人の口からもにょきにょきとエレムルスが伸びていくような生命力や力強さを感じました。

 

アーティスト支援とは
音楽の配信を行なっているバンドキャンプという会社が、売り上げの全てをアーティストに還元する支援のこと。10月2日(金)と11月6日(金)に行われます。

皆様のご支援をお待ちしております!

bandcamp https://scof75.bandcamp.com/album/shamrock-vol3